むくみその後と、思い出すことなど2008/02/02 16:21

昼間の圧力靴下と寝るときの足枕(ナチュラテックス製のぷるぷる高反発♪)のおかげで、むくみもだんだん減ってきているような気が。内側のくるぶしもその姿が少しずつ見えてきたような感じです。地球温暖化で水没した珊瑚礁とかに思いをはせてみたりする、妊婦生活もカウントダウン。冷たい風も少しやわらいできましたねぇ、水仙も咲いてるし。入院すると思うと普通の生活の何もかもが心にしみる(って大げさな(^-^;)。

そういえばこの話を書いたっけ?エアロビを始めたきっかけというものなんですが…。エル2歳ちょっと前のきかん坊のとき、まだ義両親とも同居しておらず、だんなさんは平日は単身赴任中で、一人で24時間エルを抱えてひたすら土日を待ち望む生活をしておりました。そんな時突然に妊娠がわかったのですが、いきなり体力の限界にぶち当たり、これって妊娠中毒症か!?ってくらいひどく、もう起きあがるのもつらくて、8週あたりで流産してしまいました。もちろんすごく悲しかったけれど、心のどこかでは「助かった…(-人-)」と思いましたね。

お約束の半日入院&手術も、夕方までふらふらしてなかなか起きあがれず、産婦人科って患者さんのほとんどが元気な人でしょ?看護婦さんが何度も見に来たりして、本当に恥ずかしかったし情けなかったです。退院後も3日くらいは、エルを午前中だけ近所の親戚に預けて寝てました。夜、すべての支度を終えてパジャマを着たエルがベッドに届けられたときには、ほとんど感動しました。このつかの間の休暇を私にくれるために赤ちゃんが来てくれたにちがいない、どうもありがとう、と涙が出ました。

その短いお休み期間に切実に思ったことは

心の底から、体力が欲しい

ということです。かつて人生においてこんなに何かを切望したことは一度もなかったです。で、一大決心をして、というよりは、生きていくためにはそうする以外にはありえないというような厳粛な気持ちになって、ふらふらする身体のままジムの入会書類を書いたわけです。それを退会後処分するときに改めて見たんですが、数字は曲がってるし、住所の漢字は書き直してあるし、本当にひどかったなぁとしみじみ思いました。

とりあえず週に1回1時間半だけでも、エルと離れて(←たぶんこれが続いた大きな理由の一つでもある)自分のために何かをしよう!とレッスンを決めて通いました(決めないときっとずるずると休んでしまうので)。初めは水泳にするつもりだったのですが、着替えやらドライヤーやらに時間がかかりそうだったので、思い切って陸に上がり、ほぼ未経験のエアロビにしてみました。最初はしんどかったですよ~。レッスンの最後の方はめまいというか吐き気というか、貧血で倒れそうでした。しかしまぁ1ヶ月くらいすると手抜きを覚え、3ヶ月くらいするとだいたいはついていけるようになり、半年くらいすると少々寝不足でも最後までなんとか持つようになり、1年くらいしたら、体型が変わってきたなぁと欲が出てきました。

1年半通ったころに、エルも入園。うれしくてうれしくて、週2でジムに行って、残りの日は買い物とお茶をしていたら、夏休み前にまた妊娠が判明。この時は、もちろん不安でしたが、命を削られている感じはしなかったですねぇ。猛烈にだるかったけれど、納豆とか生卵とかをごはんに乗せて増量し、おやつにヨーグルトとかバナナをがっつり食べ、葉酸&鉄サプリをかじり、あとはごろごろと寝てました。特に私の場合、最初が一番肝心なので。

つわりも基本が食べつわりで比較的楽だったし、安定期に入ったら、腹帯をびしっと巻いて、運転して買い物やらランチやらマタニティースイミングと、「産まれるまでは遊ぶ!」と宣言して楽しい生活をおくりました。エルの時には、不安だったし横になってばかりだったので、こんなに違うものかと。

今思うと、むりやり通ううちに楽しくなったエアロビ生活と、入園後3ヶ月弱の間の開放感が、今の私の気持ちを前向きに支えてくれているような気がします。大丈夫だ!前回と比べて体力もあるし!(年齢は4つ増えましたが(^-^;)、3年経てばまた買い物もお茶もできるじゃないか!3年なんてあっという間だぞ(実感)!ってね。

もちろんエルがいてくれるというのも、少々面倒な予感もしますが、基本的には心強いです。育児にもちょっとはバリエーションがあったほうがいい気もする(って基本的にそういうのってコントロール不可能なんですがね)。

人って、徹頭徹尾、経験学習だと思います。ハイ。経験から何を学ぶかは人それぞれですが、ほとんどどんなことでも学べると思う。それを自分で欲していることならば。

それにしても、出産(以前も含めて、妊娠・出産にまつわるもろもろ)ってすごい経験ですよね。もちろん、生物学的にもそうなんですが、自分史的にも、社会的生活的にも。たいへんだった時の話が笑顔でできるママさんに会うと、いまでもいちいち感動してしまいます。

あとは風邪をひかないことだなぁ。テキトーにがんばります。

あ、美容院は行きました。スッキリしました。よかった。