数の入り口。2009/09/22 11:39

10のまとまりセット。作るのも増やすのも楽々♪

↑名付けて「10のまとまりセット」。くり上がりとかくり下がりを示すのにいいかも。

habaそろばんについては、6歳にお役立ち記事でも書いたんですが、元々は、姪にかけ算九九のしくみを教えてあげようと思って買ったものです。インテリアになりそうな(というか、片付けなくても気にならない(^◇^;))デザインも気に入ったので。ボーネルンドでも似たものを扱っているようです。こちらのほうがシンプルで、よりお勉強っぽいかも。

で、エルももう6歳。来年4月から1年生。数の概念をどうやって発見してもらうか?(その本質は、教えることはできず、自分で発見してもらうしかない) また、そのためにはどんな環境や道具があるとわかりやすいのか?が現在の私の課題なのであります。

数の入り口とすると、この百玉そろばんでは、いっぺんに見える数が多すぎるんじゃないかと思って、ふと工夫してみたのが、上の写真。

見ての通り、卵のパックと、トイレットペーパーの芯の輪切り(通称ドーナッツ;1本を5等分した約2センチ幅。パックを使わないときには、線だけ書いて切らないものを作ってもいいかも)。

この「10のまとまりセット」を作ってほっておいたら、エルがパックに色を塗り、さらにジェイがつぶしてました(^◇^;) まぁ最初の扱い方は自由なので…。いろんな可能性を試した後に、端的に扱う方法を示します。そのためにも、見慣れた&扱い慣れたものが最適。さらに、卵のパックとトイレットペーパーの芯ならいくらでもある(出る)ので、簡単に100くらいまで増やすことも可能♪ではありますが、このモデルで扱うのはせいぜい20くらいまでが最適かも。20までを普通に扱える頃には、百玉なり別の道具も簡単に使えると思います。

とりあえず、一番右にドーナッツの部屋があって、その中に10個そろってパックがいっぱいになると、パックを閉じて「1個」に変身し、左隣のパックの部屋に移動できる、という話をしました。

しかし、どうしていっぱいにならないと閉じてはいけないのか?そしてなぜパックは左の部屋に移動しなければいけないのか?という必然性などについては、まだまだ思いも及ばない様子。物を使って説明するときには、意味がつきまといますから、仕方ない。本来は、そういう約束というかシステムが便利だから現在みんなが採用している、というだけで、そこに具体的な意味というものはないのです。ま、今日の所はそのくらいでいいでしょ。

さらにほっといたら、ジェイがドーナッツに色を塗って、私にくれました。こんな単純かつへなちょこなおもちゃ(一応道具なんだけどね(^-^;)でも、いろんな扱い方があるものです。いろいろ教えるより、子どもの自然な働きかけを見ているほうが楽しいかも。