落ち葉掃き(自然とのつながり)2009/11/28 12:00

わが家のテラスも、落ち葉が一番多い時期です。毎日少しの時間でも、外の空気を吸って、自然の匂いで胸をいっぱいにするのは気分がいいかも、と思うようになったら、毎日の落ち葉掃きが苦でなくなりました。

大概おやつの後の時間にやるので、エルとジェイもよく参加します。ほうきは新旧とりまぜ3本、ちりとりは2つあるので、たっぷりと遊べます。テラスの真ん中に集め、まずは雪のように降らせたり。山の真ん中に座って手足をじたばたさせてまき散らしたり。きれいな葉っぱは髪の毛に飾ったり。一緒に落ちている小枝に刺してみたり。落ち葉を材料にして、おままごとを始めることもあります。

袋に詰めて庭に出すのは週に1回くらいです。大雨の前日でない限り、子どもたちがそのままにしてほしいようだったら、翌日に持ち越します。毎日のことだしね。ゆるゆると。

「エルはね、この木大好き!」と、テラスにかかる桜の木を指して言います。春には花見、花吹雪、目に青葉。真夏はテラスに貴重な木陰を作ってくれて、その下で思い切り水遊び。秋は紅葉した葉っぱでいろいろ楽しめるから、落ち葉掃きもまた楽し。冬はその枝がゆらゆらと、不思議な模様を家の中の日光に作ってくれる。これだけ楽しめれば、初夏のさくらんぼ被害と、初秋の毛虫退治くらい、なんのその…(^-^;

一本の木を年間を通して観察すると、たくさんのことがわかります。落葉樹の四季の姿。それぞれの状態には、次の状態を準備するための大切な意味があるということ。そしてこれを毎年静かにきちんとくり返すということ。植物と生物の間の、酸素と二酸化炭素のやりとり。太陽と大地からもらった栄養が葉っぱとなり、全ての生物を育み、また大地へと戻ること。ふとした疑問から、地球温暖化や、生物の進化や、原子の話にまで発展することもあります。

たくさんの知識が、この一つの木に結びついている、という感覚は、自然の不思議の奥深さとともに、自分自身もまた、世界のあちこちとしっかりつながっているという安心感にもつながるような気がします。

「都会には都会の外あそびがある」と、花まるの高濱さんが書いていました。都会には都会の…という心づもりで探せば、いくらでも見つかるものなんですね。むしろ日本人は、そんな小さな自然こそを、慈しむように、歌ったり詠んだりしてきたのかもしれません。そう思うと、なかなかステキですね(^ー^)


↓ランキング参加中♪

にほんブログ村 幼児教育