春休みの自由研究 ― 2009/04/12 10:42
いやー、長かったです。年度末の午前保育になってから、新年度の一日保育が始まるまでの、約1ヶ月。生活中の子ども率がすごいことに。頭の中ではいつでも、「にほんごであそぼ」でやってる歌「ぎおんしょうじゃのかねのこえ~♪」(と、KONISHIKIがカヒコ風のアップテンポなハワイアン&パーカッションで歌ってる)がぐるぐるめぐっておりましたです。しかし「たけきものもついにはほろびぬ♪」まことに諸行無常であります。
そんな中でいろいろと考えて、その細かいところは忘れましたが(笑)要点はだいたい以下の3つ、
・ぶれない(←新年度の目標にしようかな。)
・環境を整える(物や機会を、与える、よりは、厳選した以上は避ける、みたいな感じ)
・コメント育児のすすめ
久々に引っ張り出してきて読んだ『教育力』(齋藤孝、岩波新書)に、かぶる話がいろいろとあって、まぁアンテナを持ちながら読書するとそんな感じをたびたび味わうのですが、それを生活経験の中で実感するというのはまた別の回路なのかもしれない。読書は一粒で二度おいしい(笑)
まず、ぶれない。
感情を出して叱っているときにも、もう一人の自分がしっかりいつもの立ち位置にいて、そこからの距離を常に確認している、というような感じ。無理して立ち位置を動かずに(つまり上から目線で)注意を出しても、その体勢にはかならず無理があり、その無理を子どもは見抜く。それなら、子どもの目の前までばっと出て行って、言葉だけでなく身体全体でメッセージを出し、ぐずぐずと長居はせず、すっと自分の位置に戻ったほうが、効率的だし疲れない。すぐに戻るために、いつも中心軸はぶれないようにしておくということ。一つのところに心を置くと他が手薄になる。何をしていても、自分の中心軸はしっかり意識しておく。
次に、環境を整える。
環境を与える、というのはある意味では簡単。取捨選択して不要な物は、集中力をそらさないために、注意深く遠ざける、という活動を維持するほうが難しいかもしれない、ということ。必要なことを厳選しておくことが必要条件。
で、コメント育児。
少数の大人で子どもを育てるときに何が必要かなぁ、と考えたのですが、まずは愛情。これは少人数でも大人数でも、まずは一番大事。これを生命レベルと考えると、次に生活レベルの訓練では、反復かなぁ(しつけはがまん比べにちがいないとよく思う)。で、これを少人数でやらなければいけない以上、毎回を全力でやると、疲れちゃうし続かない。どうせ毎日(ある一定の期間中ずっと)同じことを言い続けなければいけないのならば、気楽で効果的な方がいい。じゃあいっそ「コメント」しちゃうのはどうかしらと思ったのであります。『コメント力』あたりを読んで再度記事にしようとおもうのですが、とりあえず、コメントというものには、子どもを動かす力が予想以上にある、と感じたということです。さらに、こちらのコメント力もアップするとあれば一石二鳥(笑)
しかも、このコメント力は、人間関係にも役立ちますよん。それはまた追って。その前に、読書だっ。1日保育バンザイ。
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