エルの、ようこそクマちゃん記2008/05/11 00:00

エルがどうやってジェイを受け入れていったかを書きためていたのですが、遅ればせながらアップしてみます。二人目育児のメモ&プチ工夫集なり。

エルとジェイはちょうど4歳半違い。赤ちゃん返りも微妙な年齢かなーと予想しておりました。

出産前のようすですが、しょっちゅうお腹に向かって「くまちゃーん!くまちゃーん!」と叫んでいました。産まれてくるのが楽しみな様子。エルがお腹にいた頃や産まれてすぐの頃の話をしてあげました。あと、「ご飯食べさせて~」とか「着替えさせて~」という時はなるべくやってあげて、お風呂も一緒に入り、大きくなったお腹にベビーローションを一緒に塗ったりしました。

入院前には、「お母さん、入院するけれど、病院は近くだから、幼稚園の帰りにお見舞いに来てね」と伝えました。がんばってね、とも言いましたが、だいたいのことは自分でおばあちゃんやお父さんに説明できそうなので、あれこれと細かいことは言わないことにしました。

家族には、エルの生活必需品を(下着をパンツとか靴下とか種類別に)かごに分けて入れて見えるところに並べておき、1日のスケジュール&カレンダーの生活マニュアルを壁に貼り、なるべくいつもとペースが変わらないようにとお願いしました。

入院中は、おばあちゃんとお父さんが優しくしてくれていたおかげか、はたまたおやつ食べ放題生活に満足していたのか、一人でご飯も食べ、着替えもして、よい子だったそうです。

帰ってくると、エルはほんの少しだけ太っていました(疲れてむくんでた?)。

帰宅後は、エルに本を読んであげたり、一緒にお風呂に入ったり、なるべく一緒に静かに過ごすようにしました。エルも甘え再開で、「食べさせて~」がひどかったですが(^-^;まぁ赤ちゃん返りもその程度なら楽かなーとできる範囲でつきあってました。

授乳も、最初は見えない寝室でやっていましたが、少しずつ、エルが落ち着いている時は一緒の部屋でやったりしました。最初は寄ってきて赤ちゃんをかまったり、「○○して~」といろいろ要求してきたり。「今手が離せないから待っててね」と根気よく伝え、その代わり、授乳が終わったら「ジェイちゃん待っててね~」と言ってから、エルの用事を片付けてあげるようにしました。

退院後1週間くらいして、知恵熱?という感じでエルが熱を出しました。疲れたんだろうと思い、ゆっくりベッドで本など読んで、熱いお茶を飲ませてあげたりしたら、翌日には元気になりました。

たまにエルが「エルが産まれたときうれしかった?」と聞くので、「お母さんは、エルが産まれて初めてお母さんになれてとってもうれしかったし、ジェイが産まれて、こんどは二人のお母さんになれて、それもとってもうれしかったよ」と答えました。

2ヶ月後くらいのようすですが、すっかりお姉ちゃんのつもりで、泣いているとそばに行ってあやしてくれたり、だっこしていると何度も「見せて!」とうれしそうにのぞき込むし、とりあえずライバルとは思っていないようです。ただ、私が忙しそうにしていると(ジェイの用事に限らず)、既得権益の維持って感じで、いろいろ要求してきます。その時は、とりあえずは「今は○○しているから、終わるまで待っててね」と繰り返し説明します。そして作業が終わったら、すぐにエルの用事にとりかかることにしています。

自分のためにも、エルのためにも、乳児との生活を大変なものにしないように心がけて、頻繁なお世話をその都度、日常生活にうまく挟み込むことを考えています。3ヶ月を過ぎると、授乳回数も減って、ある程度のスケジュールもできてきました。

3ヶ月を過ぎた頃から、ジェイのことをクマちゃんと呼ばなくなり(かまうと反応が出てきたからじゃないかな?と先輩ママ友より。なるほど)、1時間程度の車での移動中も、あまり文句を言わずに、ジェイをかまったりしていました。

一人で遊んで、ジェイのお世話中を待っていることもあります。そういうときは「とても助かったわ~待っててくれてどうもありがとう!」と伝えます。ジェイちゃんにちょっとおじぎさせて「待っててくれてありがと!」ということも。

時間があるときは、なるべくエルと一緒に、新しい折り紙を覚えたり、工作をしたり、本を読んだり、料理をしたりしています。

「お母さんの一番好きな人は誰?」→「お父さん」

「お父さんとお母さんの一番好きな人は?」→「エルとジェイ」

これだけだとイマイチ不満そうですが、「お父さんとお母さんとエルの好きな人はジェイだよね、そしてジェイが世界で一番好きなのは、エルなんだよ」、と付け加えることにしています。ホントにそうです。エルに対する反応が一番いいのです。

「お母さんはね、去年生まれて初めて母の日のプレゼントをエルからもらったんだよ、今年もどうもありがとう」と伝えました。朝起きたら、一番に、アクアビーズにゴムひもを通したネックレスと、折り鶴と、メモ帳の手紙をくれました(手紙を音読してくれました;エル、おかあさん、エル、ハートとばら)。大きくなったものだ。ちょっとうるうる。

またそのうちに続く、かも。

はちじ…はちぷん。2008/05/11 12:13

エルが幼稚園の日、家を出るのは9時と決めています。8時半を過ぎてもだらだらと朝ご飯を食べているエルに、 「もう出かける時間になっちゃうよ!時計を見て!今何分?」 と声をかけたら、 「…はちぷん」 との答え。長針は8のところにありました。つまり、40分。

はい、問題です。私はなんと答えたでしょうか?

とりあえず、「長い針は、8のところにきたら、40分なの!」などと答えてはいけません。

そこで私は 「8ぷんでしょ!12ぷんには出かけるから、もう時間がないよ!早く歯を磨く!」 と言うと、エルは席を立ち、歯ブラシのある2階への階段を上り始めました。

この場合、急いで支度をすることが最重要事項なので、エルのアタマの動いている部分にそれをねじり込む。どの部分が動いているかはこの際不問。

8ぷんだっていいじゃない。本人が時計をどう利用しようがそれは自由。ただ、他の人と認識を共通なものにしたかったら、ルールに従う。それが世の中のルールだろうがエルのルールだろうが、この時の私自身はかまわない。本質的には時計の読み方は便宜的なものでしかないのだから。まぁ学校で習うときには8ぷんと言い張らないでおくれ(笑)

…同居のエルの祖父がこういうとき、ブブー× な答えを必ず言うんだよなぁ。まぁ大概の場合、私の勢いによってそれを言わせないのだが(@鬼嫁)。世の中にはいろいろな人がいる。これを目の当たりに育っているエルはヒジョーにしたたかであります。まぁ、いいところということにしておこうかの。って私が言っちゃいかんな(^-^;