入学の準備ワーク、こんな感じで使ってます。2010/01/12 10:06

やっと3連休が終わり、エルを幼稚園におくってホッとしているところです。

連休後半は、子どもたちそれぞれが自分のペースで行動できないためにくしゃくしゃし始め、図書館や砂場に連れて行ったり、お昼寝中のジェイをパパに任せてエルだけを連れて買い物に行ったり、ミョーに忙しかったです(^-^;

さて、ちょっとまともな気分になったところで、本について、子どもがどうやって使ったか、また、私の働きかけなどを書いておきます。

・『入学の準備ワーク』

基礎編は、エルが好きな時間に一人でやり、終わったら私に丸つけを頼むことにしていました。エルは、朝一か、夕方のテレビが始まる前か、夕飯の後にやることが多かったです。

丸つけはだいたい、夕飯の後。エルも同席でやります。解答は見ないで、私が見て合っていたら赤丸。よくできていたところは、その内容を具体的に、赤で記入しました。最後に全体に大きな花丸を。間違っているところや気になるところは、青で注意点を書き込み、青で解答欄を新たに作り、エルが鉛筆でやり直しをしました。

基礎編の目的は、「一人でペーパーワークをやる」「自発的に机に向かう」「鉛筆の持ち方」「座る姿勢」プラス「ひらがなと数字の書き順」といったところ。つまり、「勉強する心構えと形」が中心で、内容はオマケ←いずれ学校に行けば習うので。個人的に、「形から入る」っていうのは案外大事なんじゃないかと思うのであります。まずは、勉強してるぞ~♪っていう気分を盛り上げると(笑)

応用編もだいたい同じでしたが、新しい種類の課題が増えたので(例えば、間違い探しやタングラムなど)、一人でやっていてわからないときは、私を呼んで(すぐに対応できない時は後で)一緒に考えるというルールにしました。

その時「どこまでを自分で考えて、どこからがわからないのか」をはっきり説明してもらうことにしました。「自分は今、わかるのか、わからないのか」をモニターする、メタ認知ってやつですね。しかし、心にある程度の余裕がないと、理解度をモニターするのは難しい。経験的かつ超大雑把に言えば、余裕とは「わからなかったり間違ったりしていても、自己肯定感は下がらない」という前提かもしれないです。そこで、エルの説明が端的でわかりやすかった場合には、たっぷりほめました。また、多くの子どもでわかりにくそうな点や、間違いやすい解答なども示し、一緒に検討しました。迷ったり間違ったりするのはフツーで、後から正しく直せばよい、と思ってくれたら成功です。

また、エルのやり方を説明(または再現)させてから、「ママだったらどうやって解くか」を示して、比べたりもしました。これをやるためには、問題自体に、ある程度の「幅」があることが必要になります。(エルの場合には、この幅があまり広いと集中力が続かない傾向あり。また、狭すぎると、十分な注意を払わない場合もあり(^-^;)

全体に、内容のあまり細かいことまでは指摘せず、鉛筆の持ち方や姿勢などを中心に、「慣れる」ための指導をしました。

現在、応用の発展編(3分冊)をやっているのですが、こちらは内容の凝集性がちょっと散漫なので(テキストの欠点ではなく発展とは本来そういうものなので…)、問題ごとに、解きっぱなしにせず、これは本質的にどういうことを意図しているのかを、シンプルにコメントするようにしています。また、解き終わった問題を利用して、別の見方から考えてもらうこともあります。

わからなかった・間違った問題についてあまり深くは追求せず(大概、少し説明してからもう一度考えれば正解するし、目に見える側面についてはエルでも明らかにわかるので、今はそんなに強調しなくてもよい気がしています)、問題の内容や解き方を一緒に話し合うための材料として使っています。

こういう使いまわしに耐える、ちょうどいい問題集ってなかなか見つからないのですが、よさそうに見えた「はなまるリトル」を早速買ってみました。ぱらぱらと眺めたところ、体裁がシンプルで、内容もほどほどの幅で構成されていて、個人的には割と好みです。エルの性格的にもいいんじゃないかと(挑戦問題よりも、なじみのある範囲で基本的なものを積み上げるほうが好き)。

ちなみに競合他社ものをちらっと眺めたときの超個人的な一言感想→コラショ→教科書対応かー/ドラ→基本的なのは好み、もう少し広くてもいいかな、キャラ満載が苦手(笑)/Z→楽しそうだけどちょっと広いかな/翼→うーん私にはちょっと扱いきれないかもしれない/サピ→さすが粒揃いの良問、これはルーティーンよりピンポイント利用向きかも/たけのこ会→内容は好みですがまとまりが少し荒い気が。

ジェイの『子どもとお母さんのための童謡』についても書こうと思ったのですが、別記事にします。


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『子どもとお母さんのための童謡』の使い方。2010/01/13 10:21

ジェイ2歳の誕生日プレゼント、『子どもとお母さんのための童謡』全2冊ですが、どんなふうに使われているのか、ようすを書いてみます。

・表紙を眺めて、絵を手がかりにして歌う。また、絵を指差して、動物の名前を言ったり、笑ったり泣いたりするまねをしたり。

・もくじを眺めて、絵を手がかりに歌う。また、歌ってもらいたい歌を指差して選ぶ。

*かねてより、全集のような子ども向けの本は、もくじが大事なんじゃないかと思っておりました。文字と一緒に、内容を示す絵がアイコンとしてくっついて、整然と並んでいること。この、「全体を見渡せる」感じは、安心するし、子どもにもわかりやすいし、親の方も合理的な利用ができるのです(^ー^)他のオススメとしては、『よみきかせおはなし絵本』のもくじもよくできてます。

・ページをぱらぱらとめくって、目についた絵にコメントする。歌を知っていれば歌う。知らない歌を歌ってくれと頼む。

・エルは、知っている歌の、2番以降の歌詞を調べて歌っています。まだ楽譜は読めませんが、歌詞を見ながら、おもちゃのキーボードを弾きながら歌うこともあります。

・私は、譜面を手がかりに、おもちゃのキーボードを弾いて、知らない歌の音を確認します。また、音符の長さでリズムも確認できます(リズム感がイマイチで、つい平坦に歌いがちなので(^-^;)。

・義両親は、みんなが歌うのを聴いて、なつかしそうに目じりを下げています。

とまあ、一家に一冊という感じで使っております。使い込めば惜しくない値段かも。実は、育児が終わっても、介護場面でも役に立つかもしれないのが童謡&唱歌。伝統的なテキストの共有効果ですね。ひいおばあちゃんの部屋で、ジェイを抱っこして寝かしつけながら、「うさぎとかめ」や「うらしまたろう」などを歌ってあげたら、なんだか、じっと聞いているような感じもしましたよ。

さてさて、懸念事項の対応CDについて。

お風呂の中でジェイに「今日は寒いね~!雪が降りそうだね~。雪降るかな~?」と言って「ゆき」を歌ってあげたら、ジェイはぴくりとも動かずに、私の口を凝視していました。どうやら、口の形と音を結び付けているようです。なるほど、こうやって身体で覚えているんだな、と納得。というわけで、しばらくは、私のレパートリーでいこうかな。飽きてきたら新しい歌に挑戦したくなるかも。

よく歌うのは、おんぶで家事をしているとき、おんぶで寝付かせるとき、だっこでお出かけのときなどですが、そのときも、私の身体に響く感じと、ゆれるリズムで、歌を身体にしみこませているのかもしれません。このごろは、お出かけ中にずっとジェイが歌い続けていることもあります(^-^;

ミラーニューロンというのが流行っておりますが、視覚情報のみに頼るのではなく、体性感覚すべてをフル稼働して入力できたら、そして願わくば、生活に密着したいろいろな情動などの、豊かな文脈と結びつけてじっくり学びとっていけたら、これこそ生きた情報という手ごたえが感じられます。なんといっても、スキンシップは最高に体性感覚を引き出します!エルがジェイをだっこして(そしてジェイがエルにしがみついて)、ゆらゆらと(いや、よたよたと(^-^;)「ゆりかごのうた」を歌ったりしていると、なんてことないのですが、二人とも本当に楽しそうです。

エルは寝る前の読み聞かせが好きでしたが、ジェイはまだじっと聞いていられない様子なので、その分たくさん歌ってあげようと思います♪


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2歳は魔だが、6歳もそれなりに壁だ。2010/01/18 16:47

現在、冬ごもりモードかってくらいエネルギーレベルが低いです。そういう時は身体と心に逆らわず、そういうものか~と、できる限りのことを後回しにして、極力のんびりすることに決めました。

もともと気力・体力のキャパが低いので、最低限&後回しモードにシフトチェンジが可能な、シンプルな生活をしているんですが。さらに、輪をかけて。

エネルギー不足の別の原因としては、魔の2才を目前にした自己主張の塊=ジェイに、卒園&就学前の浮き沈みが激しい6才児=エルがかかわると、状況のバラエティーが多すぎて、両者それぞれにどう対応すればいいのか、イマイチ悩み中でありました。

子育てで行き詰まると開いている本。

『子どもの話にどんな返事をしてますか?』ハイム・G・ギノット著

以前書いた、「子どもとの暮らしを快適なものにするヒントが書いてある本」というのは、これのことだったんですが…今読み返すと、細分化したハウツーものではないですね(^-^; けれど、学ぶところは多い本なので、オススメです。

私自身の黄色信号としては、子どもに対して「早く!」が多くなると、大概、数日以内にキレて雷を落としますねぇ。そういうときにこの本を開いてみる。「子どもとコミュニケーションをとるためには、愛情だけでは不十分で、スキルも必要だ」と説く本書は、会話例も豊富で、身につまされますが、読んだ後には何かしら状況打破の糸口が見つかります。

私の目から見たエルの場合;

・この頃言葉を話すようになったジェイが注目を浴びてほめられることが多い。

・現在最高学年で、全能感・高揚感たっぷり(何でも自分が一番!それを周りにも認めてもらいたい!)なので、ちょっと気に食わない。

・ジェイが意思表示するようになり、親の愛情のライバルになってきた(エルは甘えんぼで不安感が強いタイプなので、かなり敏感)。

・就学もちょっと不安(おべんきょブームもたぶんこれの裏返し)。

みたいな感じでしょうか。とりあえず、飽きるまで甘えを受け入れつつ(ご飯食べさせて~♪とか(^-^;)、ジェイや周囲の大人に対する態度の線引きさえきっちりさせておけば、あとは後回しでいいかなぁと。幸い、園生活や友達とは、いつもどおり良好に過ごしております。

一方ジェイは…ま、予想しうる危険を避けつつ、人をぶたないとかそういう最低限のルールだけを押さえておき、あとは時間のある限り自分で何でもやってみてもらおうじゃないか!…先週も顔にかさぶた作ってましたが(^-^;

時間に制約があるとか、予定がいくつかあるとか、そういう状況だとどうしても「早く!」が連発されるので、とりあえずできる範囲で、時間を考えず、達成も考えず、予定も入れず、最低限をこなしながら、今は子どもの気持ちをゆっくりと汲むことが大事な時期と判断して、そのために何より、自分自身ものんびり過ごしております(←これが大事)。

年末年始、めちゃくちゃ楽し&忙しかったから、今はその圧力を抜いていく時期なのかもしれません。エルもジェイも私も。生活の変化ってあなどれませんね。あせらず・ムリせず・軽く見ず。流れに乗りつつぼちぼちと。


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