なりきりあおむし(1才8ヶ月の読み聞かせ) ― 2009/10/16 17:30
ひさびさに、ジェイ登場。
昨日は、図書館にモンテなどを返しに行きました。リクエストした本はまだ準備中だし、エルへのおみやげ本などを物色しつつ、ジェイと一緒に子どもコーナーをぐるぐると。エルの図書館デビューはたぶん3才頃だったので、下の子の体験は、よかれ悪しかれ(本人の状態に合わせているわけではないので(^-^;)、上の子より早めが多くなりますね。
ジェイは、「はじめてのえほん」コーナーで、表紙が見えるように展示されていた「はらぺこあおむし」を私のところまで持ってきて、小さな木の椅子を指さし、「(あそこに座って、これを読んで!)」というジェスチャーをしました。
というわけで、ご所望の椅子にジェイを座らせ、私は横にしゃがみ、本を開きました。
「おおー、やっぱり、うちにあるボードブック版より、大きくて迫力あるね~!」(と、ジェイの視界いっぱいに広がる位置に本をセット)
以下、各ページを思い出しながら、なりきって、お楽しみ下さい。
*
「はらぺこあおむし」
ジェイ「ぐるぐる!ぐるぐる!(地面?のようなところを指さしながら)」
「ぐるぐる?…ぐるぐる!ぐるぐるいっぱ~い!」
*
「はっぱ」
ジェイ「はっぱ」
「ぱお(=たまご)」
ジェイ「(月を指さし、)ん?」
「こんばんは~」
*
「おはよう~」
「むーち。ちっち。こんこん。(=虫を示すことばいろいろ)」
「まんま。おいちい。(=何か食べたい)(おなかをおさえる)」
*
「あった!」
「ごー(=りんご)」「ぱくっ!」(つまんで食べるまね)
「なし」「ぱくぱく!」
「うむむ…プラム」「ぱくぱくぱく!」
「ごー(=いちご)」「ぱくぱくぱくぱく!」
「みかん…うーん、温州みかんにはこんなへたはついてないよなぁ、でもまぁ、みかんっ」「ぱくぱくぱくぱくぱくっ!」
(ジェイは、この、長さが違うページをぱらぱらするのが大好き)
(目を見ながら、ゆっくりと次のページへ…)
*
「ぱくぱくぱくぱくぱく!、ぱくぱくぱくぱくぱく!!」
(と、私が食べたり、ジェイに食べさせたりするまねをする)
ジェイ「あむあむ!(自分が食べる)あい!(私に食べさせる)」
「食べすぎた!おなか、タイタイ(おなかをさする)」
*
「ふぅ~(ほっとしたため息)」
*
「わー!おおき!」(あおむしを指さす)
「わー!おおき!」(さなぎを指さす)
*
(ちょうちょを見て)ジェイ「きれー」
♪ちょうちょ、ちょうちょ~
(絵本を蝶のようにひらひらさせながら歌う、ジェイも手をひらひらさせて、ちょーちょーと歌ってました)
以上、お粗末でした~(^-^;
*****
これはほとんど読み聞かせとは言えませんね~、「なりきりあおむし」ごっこです。目の前に美しいモチーフがあると、そこに入り込むのも楽しいものです。ジェイの手持ちのことばや表現を借りているので、私にとっては「なりきりジェイ」ごっこです。
モンテは幼児語をあまり推奨していませんでしたが、私は、いわゆる幼児語ではなくて、「ジェイの発見したことば(=わが子語)」をおすすめしたいです(ことばのぼちぼち出始め期では)。だって、言語はコミュニケーションの道具の一つでしかないのだから、どんな手段を使っても、気持ちが伝われば、それが一番楽しいからです。
エルの時は、ずいぶん遅くまで直さずに楽しんでいたので、私もすいぶん愛用し、よその子に向かって「じゃーばーぶ?(=大丈夫?)」などととっさに聞いてしまい、「え?!」というような顔をされたこともありましたっけ(^-^;
まぁこんなことを、図書館でこそこそとやって盛り上がっていたので、傍目から見れば、相当ばかばかしいのですが、そこはもう、子どもを連れている強み♪なんでもありってことで(笑)
私はベビーカーを押しながら、小さな声で歌を歌うのがクセなのですが(もはや、ぐずっていたエルや、ぐずるかもしれないジェイをなだめる役割はほとんどなく…自動的な習慣と化してます)、そのせいか、ジェイは「おんぶっこバギー」に乗せると、半立ち乗り状態で、謎の歌を歌いながらパラパラみたいなのを踊り始めます。そこで、「いとまきまき」や「げんこつ山のたぬきさん」や「グーチョキパーでなにつくろう」なんかを歌い始めちゃったりするので、ますます盛り上がります。歌いながら、踊る人を押して歩く、人間ジュークボックス状態(^-^; ま、楽しくはあります。すれ違うおばさまの視線がミョーにあたたかいこと!若い人はだいたい目を合わせないように静かに通り過ぎてくれますが(笑)
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話があちこちそれましたが、エルの時は、「じゃあじゃあびりびり」なんかで盛り上がってました。毎日リクエストされ、疲れるので1日3回までよ!といいつつ。こうやって、くりかえし楽しんで「完全に」身につけると、絵本の世界を飛び出して、例えば、手を洗うときに「じゃあじゃあ」。いらないチラシを「びりびり」。踏切まで散歩に行って「かんかん」などが、「親子で一緒に」飛び出してきます。
絵本の(本もですが)楽しさの一つは、テキストを親子で共有すると、生活の中でも一緒に経験を深めていくことができるところにあるんじゃないかと思ったのです。「街は、いますぐ劇場になりたがっている。さあ、台本を捨てよ、街へ出よう。(by 寺山修司)」、ではありませんが、外に出て、身体感覚全体をフル回転させるのは、楽しいことです。その体験が親子で共有できて、しかも、頭の中にある同じ何かを感じ合えたら、何倍も盛り上がること間違いなしです♪ぜひお試しあれ(^ー^)
テキストを共有する、というのも、私にとってコアなアイディアの一つです。忘れないうちに、メモメモ。
↓まとまらなかったけど、夕飯前に急いでアップ(^-^;
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