いちばん小さな声で気持ちを語る2009/01/26 11:03

友人にピンチが訪れた
私にできることはない

ピンチになった後から
あぁ何かできないかなんて
じたばたするのは
とっても恥ずかしいのだが
そんな自分がここにいる

心が脳内現象ならば
この気持ちは
微細な分子を震わせ
限りなく拡がっていき
それが思いの先にたどり着く
はず

少しでもいい方向にいってほしい
と願ってみるものの
自分一人のアタマの中でさえもコントロールできないのに
そこまでは

無力である
どうしようもなく

無力であることと何もしないことは違う
何かすることによって無力を知らされる
何を?
微細な分子運動を?

何かにすがることはそんなに難しくない
けれど今は
この無力という塊をうけとめて
よろよろと
歩いて行くのみ

それはピンチによってもたらされたのではなく
自らの中に
いつでもあったが
目をつぶっていただけ

目を開き
静かに
対峙する