【後日記す】術後2日。2010/09/08 23:59

朝、水で薬を飲む。曇っているせいか、なんだかやる気が出ない。午前中いっぱいほぼ断続的に寝ていましたが、時々思い出して、20歩くらいずつ歩きました。昼過ぎに無気力化がさらに進み、ますます面倒になってきましたが、ここが踏ん張りどころと思い、20歩ずつ何回か歩く。

この断続的に寝るってやつがなかなか曲者でして、起きていると、だんだん意識レベルが下がってきて、白昼夢の中へ…そして気づくと暴力的な勢いで眠りに引き込まれてるんです。はっと気づくと、口を開けたまま、気を失ったように寝ていた自分に気づく。普通の感覚だったらこれは相当ヤバいです。がしかし、今は背中に麻酔をしょっている患者なので、まぁそんなこともあるかなー、さ、歩こ歩こ!とあまり深く考えないことにしていました。しかし、自分の思考が自分のものにならないというのは結構苦しかったです。うつうつ絶頂期と同じ状態。久々に思い出したこの耐えられない辛さ…。

そして、夜中の11時過ぎに、腰椎麻酔が切れ始めました。ここで、どのタイミングで頓服を入れるかが勝負!と、痛みを測りながら、時計とにらめっこ。結局、夜中の0時ちょっと前に点滴の痛み止めをプラス。しばらくして、傷の周りにだーっと熱がついてきました(それまでは、麻痺したような感じで、どこが傷なのかはっきりわからなかった)。そして、1時半ごろ、痛み止めが効いてきたので、起きて歩いてみたところ、来ました懐かしい感覚。「これ以上は痛くならない」という、峠を越えたという感触!あまりの感動に、何度も起きて歩いて確かめてしまいました。

と、有頂天になっている時に、なんだか妙な感覚が。(以下、女性向けですが、もちろん怖いもの見たさの男性もどうぞー、止めませんよ)

…せいりせいとんが(^-^;;;

どうしてこの人生最悪タイミングで来るかね!?と思いつつ、こういうときの現実的対応は女性の真骨頂。T字帯(手術後は、処置しやすいように、ふんどしなのです)を丸めて捨て、しかるべき下着にはきかえ、普通サイズのナプキンをずらして2枚あてて後ろも安心。しかもまだ導尿の管が入ったままなんですよ。…こういうのを本当のサバイバルと呼ぶのではないだろうか?(笑)

とまぁ、こんなドタバタをやってるうちに夜も空け。ドーパミン全開で眠れるはずもなく。ま、こんな夜もあるさ~るるる~。